ナポレオンカーフの最適な手入れ&防水ケア

ここでご紹介のメンテ方法は全て管理人が実施済み、またココマイスター公式へ問い合わせた上で得た回答を元にまとめたものとなります。各用途に合わせてご参照ください。

必要な手入れは?

ナポレオンカーフを丁寧にブラッシング

『ナポレオンカーフのベストな手入れは”ブラッシング“です。』

これ以外に何かする必要はありません。

毎日ガンガン使い倒して、その日の終わりに「1分間」ブラッシングをしてあげるだけでこの革は輝きます。

水濡れが心配な方は「防水ケア」を「新品のおろしたて」の時から行うことを推奨します(管理人はこの対策が甘く「水ぶくれ」となってしまった苦い経験があります)。

※参照:ナポレオンカーフ(オイルヌバック)の水ぶくれ&シミを目立たなくする

防水は二の次、という方はブラッシングのみでOKです。

この革が持つ「本来の魅力」や「個性」を”最大限”生かすにはブラッシング、そして何より「使い倒す」「毎日触る」ことこそが最高のメンテナンスです。

必要なメンテナンス用品は?

メンテナンス用品はできるだけ公式で取り揃えられているもののなかから選ぶのが「無難」です。

それを踏まえた上でお勧めのメンテ用品は、まずこのブラシ。

デリケートできめが細かい毛足を持つ「ヌバック」に最適な山羊毛ブラシです。繊細でしなやかなブラッシングを可能とするとても贅沢なブラシです。

実際に手に取ってブラッシングをしてみるとその良さは一発でわかります。

次に、防水ケアをされる方にはこのスプレー。

ナポレオンカーフは「オイル」レザーですから、防水プラス「栄養」や「油分」「保湿」は基本的に必要ありません。すでにたっぷり含まれています

ですので、防水“以外”の成分は不要です。「防水に特化」した上記のスプレーをお勧めします。

これら2点が最もオススメかつ無駄のないメンテナンス用品となります。amazonの方が安く買えることもありますので、どこで買うかはお好みでどうぞ。

特に、「ファインポリッシングブラシ」だけは是が非でも手に入れていただきたいです。色々と試しましたが、ナポレオンカーフとこのブラシは最強のタッグです。

渋くエイジングした「ナポレオンカーフ」とそれを支えた「ファインポリッシングブラシ」

「補足」似たようなのが売ってるんだけど…

公式では似たようなメンテ用品が売られているので、若干の補足を付け加えさせていただきます。

まずは、この防水スプレー。これはナポレオンカーフにはちょっと「贅沢」です。

主要成分/フッ化炭素樹脂・シダーウッドオイル・香料

成分表示を見てみると、「主要成分/フッ化炭素樹脂・シーダーウッドオイル・香料」→”オイル”が含まれています。これは天然精油成分、つまり栄養分です。

先ほども申し上げましたが、この革は「オイルレザー」。すでにオイルはたっぷり含まれおり、栄養満点ですのでこの成分は特に必要ありません。

「購入当初から保湿ケアを同時に行いたい」という場合は別ですが、当サイトの見解としては本レザーにおいては「過剰な保湿ケア」は推奨いたしかねます。

しかも、容量は先の防水スプレーの半分(200ml)で、値段はほぼ同じ。もったいないので「ウォーターストップスプレー 400ml」の方をお勧めします。

購入からしばらく経過(概ね半年程度)し、革の乾燥を感じた場合に限り、このスプレーへの切り替えを検討していくのがベストな選択です。

次にこのブラシ。

こちらは本来「クリーム塗布用」のコンパクト馬毛ブラシですので、ナポレオンカーフのブラッシングには不向きです。

また、毛先が繊細で柔らかいのは圧倒的に山羊毛ブラシ(ファインポリッシングブラシ)です。日ごろのブラッシングには山羊毛ブラシを推奨します。

山羊毛ブラシと馬毛ブラシの毛先の比較

ブラッシングには使えませんが、小さくて使いやすいので狭いところのゴミを掃いたりする分には重宝します。サブのブラシとしてはお勧めです。

財布の奥の届きにくいところのゴミやホコリを取り除いている「コロニル アプリケーションブラシ」

防水ケアを実施

では、実際に初回の防水ケアを実施していきます。今回は「ボナパルトL字ファスナー」を使います。レビュー用撮影のため少々触っていますが、ほぼ新品です。

全部で4手順。

パッチテスト

「隅」でパッチテストを行います。対象箇所以外を適当な布でカバーしてスプレーするとやりやすいです。

財布の目立たない箇所にスプレー(パッチテストの実行)

革の色が濃くなるぐらいやや多めにスプレー。しばらく待って、特に問題がなければ次へ。

パッチテストの結果

ブラッシング

防水成分を繊維の「奥」までスムーズに届けるため、起毛の間の微細なゴミや汚れをくまなく除去し、毛を立たせます。

毛の流れに逆行するように、逆立てるようにブラッシングしていくといいです。

↓毛並みにそって寝ている状態。

↓右半分だけ起きた状態。

↓全面起きた状態です。この状態でスプレーします。

スプレー

噴射口を水平にして20~30cmほど離し、ムラができないよう一気にスプレーします(表面が軽く湿る程度)。※吸い込むと有害ですので屋外で使用するようにしてください

浸透したらブラッシング後、もう一度全面にスプレーします。

仕上げのブラッシング

丹念に仕上げのブラッシング

表面が乾いたら、しっかりと仕上げのブラッシングをして終了です。

手入れの頻度は概ね2週間~1ヵ月に1度程度が目安となります。

【これだけは】やめた方がいいこと

!CAUTION

「新品」~「起毛が寝てくるまで」の期間に「保湿系のクリーム」を塗るのは絶対にやめましょう

せっかくの起毛をベチャベチャと寝かしつけてしまい、本来の風合いを著しく損ねてしまう恐れがあります。

起毛?寝る?なんのことかよくわからない。。という方は、「この革にクリームやオイルは不要」とだけ理解しておけばOKです!とにかくブラッシングを推奨します。

どうしても塗りたい場合は、起毛が完全に寝てから。自然なツヤが生まれ始めてから。塗る場合もほんのわずかの量(米粒大程度)で充分です。

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