フラソリティ Flathority「プエブロ コインケース」のレビュー
『まるで和紙のように表面を起毛させた独特の牛革』「プエブロレザー」
質感が面白そうなレザーで、起毛革が好きな自分としては一目見たときから興味を惹かれていました。
今回、Flathority(フラソリティ)の「プエブロ コインケース」を購入しましたので、レビューします。
「小さめの革小物が好きな方」にとってもオススメですよ!それではさっそく、行ってみましょう!
外側
大きさ
正面からのシルエット。小ぶりで独特のカタチをしており、どことなくかわいいです。「手のひらに丁度おさまるサイズ」と「実用的なフォルム」にこだわって設計されているとのこと。
一般的なキャッシュカードを一回り大きくしたぐらいのサイズ感です。
ファスナー
ファスナーはYKKエクセラダブル。重厚感があって美しいです。自分はシルバーのファスナーがよかったので、本体カラーはキャメルを選びました。
本体カラーは、Wine(ワイン)/Navy(ネイビー)/Camel(キャメル)の3色あって、ワインとネイビーは「ゴールドのファスナー」、キャメルは「シルバーのファスナー」となっています。
コバ処理
マチはなく、革を折り返して縫製されています。アップにするとわかりますが、寸分のくるいもなく折り合わさっていて、しっかりと縫合されています。コバは黒蝋という漆(うるし)染料で磨かれているようです。
底面
底面のふくらみ。
革を折り返しているだけなのに、絶妙なふくらみ加減。このふくらみが小銭入れとして、うまく機能するポイントなのだと思います。
プエブロレザーの質感
表面は個性的な毛羽立ちをしています。手触りはしっとりザラザラ、「和紙」の感触にそっくりです。カーフのような柔らかい手触りとはいい意味で真逆の、カタく力強い印象です。
レザーの仕上げには純度の高いオイルがしっかりと加えられているようで、味わいのあるエイジングが期待できそう。これから使い込んでいくとどう変化してくれるのか、今のうちから楽しみです。
内側
ロゴ部分
ロゴは内部にさりげなく。きれいな刻印です。
内レザーの質感と縫製
内はスプリットレザー張り。縫製は一通りチェックしましたが、見事な仕上がりでした。
内部に収められているファスナーの終点部は、専用の小さな革でしっかりと補強されています。「見えないところ」の作りこみに、作り手の愛を感じますね。
コインを入れてみます。
1,500円分ぐらい。
口は思ったより大きく開き、まだ余裕があります。
小銭を入れていないときとほぼカタチに変化はありません。ほどよい重みを感じます。
グリップ感が最高!
実際にコインを入れて持ってみると、なるほど。この小銭入れの最大のウリは「グリップ感」ですね。握ってもよし、包み込むように持ってもよし。どんな持ち方をしても、すんなりフィットして納まってきます。これはいいですぞ。
今まで使った小銭入れの中で1番の持ちやすさかも。レザーの質感も相まって、半端なく気持ちイイです!
まとめ
ここがいい
先に書いちゃいましたが、グリップ感が格別です。使いやすいように設計されたサイズとフォルムには相当のこだわりを感じます。
あとは、プエブロレザーの質感は言うまでもなくしっとりと良い手触りです。あまり嫌いな人はいないかと思います。万人受けするんじゃないでしょうか。
細部にわたってとても丁寧に作り込まれている良質な革製品だと感じました。
残念な点
特にないです。まぁもともと欲しくて買ったので。ただ、それを加味しても期待以上の品でしたよ。
しいて言えば、クレジットカードも入れて持ち歩きたい方には不向きです。カード類は入りません。用途は小銭入れに限定されます。小銭はパンパンに入れたりせずに、少し余裕のある状態で使っていくのがいいと思います。
こんな方にオススメ!
『手の中にしっくりくる小銭入れ』
『小さめの小銭入れ』
『起毛レザーの小銭入れ』
これらをお探しの方にオススメです。
この完成度で本体価格は6,000円弱とコスパも圧倒的にいいので、ギフトとしてもオススメ!
普段小銭を分けて持つ、札入れやマネークリップを愛用しているメンズに喜ばれるんじゃないでしょうか。革小物を愉しむ余裕が出てきたビジネスマンにすごくいいかも。ちなみにもし自分がもらったとしたら、めちゃ嬉しいです。