癖になる質感「ナポレオンカーフ アドルフコインパース」のレビュー
「ナポレオンカーフ ボナパルトパース」を手にして以来、このレザーの質感をとても気に入っています。
今までブライドルレザーやコードバンなどの革小物をいくつか手にしてきましたが、本レザーは格別です。シリーズの革小物をひと通り揃えてみたくなりました。
今回、新たに「アドルフコインパース」というミニラウンドタイプの小銭入れを購入しましたので、レビューします。
ちなみにナポレオンカーフシリーズの小銭入れは2タイプあって、もうひとつは「ボナパルトL字ファスナー」というL字タイプの小銭入れとなっています。
どちらもコスパに優れており、自分で持つのはもちろんギフトとしても大変オススメです。検討されている方はぜひ参考にしていただければと思います!
それでは、まずは大きさから。
外側
大きさ
大きすぎず小さすぎず。成人男性の手にすっぽり馴染むぐらいです。
iPhone6Sとの大きさ比較です。ご参考まで。
真横から。厚みの比較(中はカラです)。
スムースレザーの小銭入れ(右:ブライドル グランドコインパース)と比べると、やはり雰囲気が違います。荒々しく、ワイルドな印象。
ファスナー
ファスナー部の比較。レザーの雰囲気に合う「マットな質感」に仕上がっています。
表面の起毛
表面のアップです。新品時は起毛しています。使い込むうちにこの起毛がくったりと落ち着いてきて、よりなめらかで優しい手触りへと変化していきます。
軽く指でなぞると跡が残ります。
爪で引っ掻くと、このように簡単にキズ(のようにみえる跡)がつきます。これは実際はそう見えるだけで、レザーの奥深くまで本当に傷がついているわけではありません。
この程度であれば、軽く何度か擦るとすぐ元通りになります。
今回はわかりやすいようにあえて引っ掻いてみましたが、こんなことをしなくてもおそらく普通に使っていればいつの間にか傷だらけになってます。
慣れないうちは少々戸惑ってしまうかもしれませんが、全く気にしなくて大丈夫。むしろ、この性質こそが他のレザーにはない特徴で、その使用感がとことん味になっていきますので。ガンガン使い倒して問題ありません。
内側
縫製チェック
内装いきます。縫製をチェックしていきましょう。
右側面のアップ。
中央仕切り箇所。
内側面。
フリーポケットの境目はゆるやかな湾曲になっています。
底のアップ。
左側面。はい!かなり厳密にチェックしましたが、きれいな縫製でした。
今のところこのお店でダメな縫製にあたったことはありませんが、新品時は不具合がないか、細かいところまでしっかりとチェックをされてください。「届いてすぐ」が理想的です。
全体。上から。
内装生地
一部内装にはシャンタンが使われています。
側面ポケットの内側。
中央ポケットの内側。
小銭など一式入れてみます。
一式入れました。カードを両サイドに1枚ずつ。1,000円札は4つ折りで中央と側面に1枚ずつ、計2枚。500円玉を両サイドに2枚ずつ計4枚、その他小銭を500円分ぐらい。まだまだ入りそうですが、このぐらいで充分です。小銭入れとしては、容量はあるほうかと思います。
ファスナーを閉じると、気持ち中央にふくらみを感じます。
シルエットにほぼ変わりはないですが…
持つとずっしり。カラのときよりある程度重さがあった方が、手になじみます。
感想まとめ
レザーの質感はやっぱり最高でした。小銭入れというより、「ちょっとした外出用の財布」として重宝しそうです。個人的には「ボナパルトL字ファスナー」より、こっちの方が好きです。自分にはこのサイズの方が合っているようです。
こんな方にオススメ
- 渋く、ワイルドな雰囲気のレザーが好きな方
- 優しく、繊細な手触りのレザーが好きな方
- カードやお札も一式入る小銭入れをお探しの方
- オイルレザーならではのエイジングを楽しみたい方
このような方には特にオススメです。半年も使い込めばガラッと雰囲気が変わったりするので、本当に楽しめますよ^^